大会全体のレベルアップを!
2002/07/14 writer: イトウ
先日行われた東日本ローラーホッケー選手権を試合内容以外について注目してみます。
選手入場
観ている人たちにとって試合とは選手の入場から始まるものです。現在の選手の入場方法はどうでしょうか?
両軍の選手が何のまとまりもなく入ってきては練習を始めていて素っ気無いものがあります。どのようなスポーツの試合でも選手入場シーンというのはとても大切にされています。試合前は勝者も敗者もなく、両チームともに試合の主役であるからだと思います。そういうことを考慮すると、もっと選手の入場方法に何かしら手を加えても良いのではないでしょうか。
ロッカールーム
ロッカールームは絶対に必要です。最低4つは必要です。 試合をするチーム用に2つ、次の試合のチーム用に2つの計4つです。
練馬の会場でもロッカールームまでとはいかなくとも、幕を張って区切ることくらいは出来ると思います。場所取りのように早く来た物勝ちでは寂しいですよね。選手たちが試合に集中できる環境を用意して欲しいものです。
ベンチ
マカオでは、ベンチから素早くリンクへ出れた
また、ローラースケートを使用するとわかっているのにベンチから交代場所までの床下が石ころで敷き詰められているのも不自然です。競技内容からして交代場所まで滑って動けるというのは当然のことでしょう。木の板を置くなどして、滑って移動できるような工夫が必要であったと思います。
観客席
観客席は皆無に等しいです。会場整理の人もいませんでした。関係者以外の一般の人たちはどこで見ればよいのでしょう。
遠目に観ていたおじさんや子供達は無視しても良いのですか?
今のままでは家族や知人に観に来てくれとは言い難いです。観客席を作るのは無理としても、遠目に見ている人たちを観易い場所に案内するくらいは出来ると思います。さらには観に来てくれた人たちの住所等を記録し、次に催し物がある時は案内を出すくらいの競技普及活動があっても良いのではないでしょうか?
その他
リンクと隣接する駐車場との境にネットが張ってありました。これはパックが外に出るのを未然に防ぐのが目的であると思います。このような色々な状況を想定した対策・工夫には大賛成です。
(もしかしたら、他にも僕が気付いていない部分で何かしらの対策をされていたかも知れませんね)
今後末永くリンクを利用していくには周辺環境との関係も重要になってきます。数少ないホッケーリンクなので大切に使用するよう心掛けましょう。
観客を増やすために
バルセロナのリンクは最終目標!?
今回の反省点を次の機会に活かすことが出来れば、今大会は有意義であったと言えるでしょう。各チームの選手・関係者には他にももっと改善して欲しいことがあるのでないでしょうか?言われて初めて気付くこともありますので面倒とは思わずに積極的に参加して欲しいと思います。
それにしても大会全体には"華"というものがありませんね。大会を盛り上げる何か良い案はないでしょうか?
海外の大会、人々の意見、他スポーツの競技大会などを参考にして数少ないホッケーの大会を是非とも盛り上がって欲しいものです。
周囲の人々に「試合を観に来てくれっ!」と大きな声で誘いたくなるよう、競技大会全体のレベルアップを期待します。期待しているだけでもダメですので、とりあえず身近な家族・友人を積極的に試合会場へ誘ってみましょう!
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