【はじめに】
本記事は2015年5月に掲載する予定でしたが、当時 東日本選手権に参加を予定していた女子チームが出場メンバー不足で不参加となってしまったため、公開を保留していました。 本格的に活動をスタートしたハズの2015年から3年間 メンバー不足で全日本に出場することが出来ない厳しい状況が続いています。この結果を受け、クラブは2017年シーズン『ラスト』の覚悟をもって活動している最中です。
このような中、xxxの女子チームの事を少しでも知ってもらいたい、という願いから今回 本記事を公開することとしました。
本記事は2015年5月に掲載する予定でしたが、当時 東日本選手権に参加を予定していた女子チームが出場メンバー不足で不参加となってしまったため、公開を保留していました。 本格的に活動をスタートしたハズの2015年から3年間 メンバー不足で全日本に出場することが出来ない厳しい状況が続いています。この結果を受け、クラブは2017年シーズン『ラスト』の覚悟をもって活動している最中です。
このような中、xxxの女子チームの事を少しでも知ってもらいたい、という願いから今回 本記事を公開することとしました。
2017年8月吉日 tonatiuh
2015年5月20日
PROJECT_5
「女子チームを作る」
~安定した活動を求めて~
~安定した活動を求めて~
結成から10年が過ぎた頃、チームとしての活動が不安定になってきたxxx。年々、練習の参加者が減り、1人あたりの練習費用の負担が増え、その結果 練習回数が減る と言う状況になっていました。
基本的に10人足らずの自チームメンバーだけでは練習出来ないため、チームに所属していない社会人や大学生の参加を促してやり繰りしていました。が、新チームが台頭し、大学チームも「社会人チーム」の選択肢が増え、練習に参加する大学生の参加が減少。その理由の一つに「練習にxxxのメンバーが揃わない」というのがありました。
「このままでは活動が出来なくなる」という危機感を持ったxxxは、活動を安定化させるための解決策を探っていくことになります。
はじまり
2010年9月、8月の全日本選手権(秋田) 2回戦敗退を受け、xxxは臨時総会を開き「活動の安定化」について議論しました。この会議で話しあった内容は以下の通り。------------- 安定した活動をするには? 【課題1】 チームメンバーの参加者が 7人は必要(現状3~4人) →参加率の高い20代のメンバーがあと2人は必要 →他チーム所属の選手、未所属選手への交渉を実施する →女子チームを作る(男子と同様なら3~4人の参加が見込める) 【課題2】 チームメンバー以外で10人程度の練習参加者が必要 →大学チーム2つと提携する →大学チームは年毎にムラがあり難しい →女子チームを作り、男女セットで来てもらう -------------上記のように議題に対し、2つの課題が明確になりました。その課題2つの解決方法として「女子チームを作る」が浮かび上がり、クラブ内で「女子チーム結成プロジェクト」が立ち上がります。
チームの軸を探すが。。。
女子チーム結成といっても、ゼロからのスタートです。1人、2人なら未だしも、5人を集める必要があります。他クラブ(女子チーム)もメンバーが増えないような状況下、どのような方法で人数を集めていくのか? 大きな壁が立ちはだかります。まず最初に行ったのは、「軸となる人材を立てる」ことでした。チームの中心となる人物「軸」を決め、それに肉付けするようにメンバーを増やしていくという青写真です。
人物の選定条件としては、第一に「実績」を重視します。具体的には、社会人チームでプレーしていて、練習も定期的に参加できる人。すぐに、条件に当てはまる、他チーム所属のA子さんにアプローチ。
しかし、これは失敗に終わります。
新チーム結成に魅力は感じるが、愛着のあるチームを離れることは出来ない とのことでした。チーム間の移籍が少ない日本ですし、当然と言えば当然の結果です。また、リスクが大き過ぎる状況であり、イマイチ A子さんにメリットが無いと言うこともありました。
決め手となる武器がないので、新チームという「魅力」 と 自分たちの「誠意」 でプッシュしていくしかない状況。次のターゲットは大学4年生。と行きたいところですが、男子の方も余裕が皆無なので、以降は男子の勧誘を優先。2010年9月、女子チーム結成については、とりあえず白紙(中断)となります。
尚、この時 立教大学4年生だった大久保さん・西潟さんの両名が、2011年4月に入会します。
これは、
「この年に人数が増えない場合は、クラブの解散を検討していた(伊藤さん)」
という中での出来事で、xxxの運命を大きく変えました。
地道な活動が芽を出す
2011年から「女子チーム結成」を念頭に置き、女子の学生も積極的に練習へ誘うようになります。普段から接点を設けることで「xxxの雰囲気や良いところを知ってもらう」「学生側の考えを理解する」必要があると考えたからです。
xxxの練習相手にはなりませんが、純粋に「上手くなりたい」という想いや、一生懸命さはxxxメンバーにも伝わり、時には刺激にもなりました。
しかし毎年のように「興味はあるけど。。。」と、入会までは至らないの繰り返し。
2013年、このままではダメと言うことで、気合いを入れて活動に本腰を入れます。
同年11月、可能性のある人として、FP 9名、GK 2名をリストアップ。この中には5名の大学OGが含まれており、過去数年の活動も活かされています。
年が明け2014年1月、リストに含まれていたGKの矢作さん(東洋大学) 、芦立さん(日本大学) が入会の意思を表明。xxxの女子第一号誕生です。順調にメンバーは増えるかと思いましたが、その後は入会希望者が現れず、最終的に2013年度は2名のみの入会となりました。
この時、2人は「たとえ人数が揃わなくても構わない」と強い意志をみせており、その先にある未来を見据えての入会となりました。
そして、新たな一歩を踏み出す
2014年4月、クラブ目標の一つとして「女子チームのクラブ対抗への出場」を掲げました。目標を達成するには、インカレまでにFP3名を確保するのが至上命題となります。(例年だとインカレ開催前にクラブ対抗の申し込みがあるため)この年は年度頭の4月から活動を開始、「入会するかどうかは別として、とりあえず試合に出てみませんか?」とアプローチし続けました。
そして9月、5名からクラブ対抗に出ても良いとの連絡を受けます。内訳は現役の大学生 2名、大学OG 3名、全てFP。これでメンバーは揃いました。トータルでFP 6名、GK 1名です。
2014年11月8日、xxx女子の初戦を迎えます。
対戦相手は立教大学。
強い相手なのは百も承知で真っ向勝負。
結果は 0 - 2 で惜敗でした。
冷静に考えれば結果は妥当ではありますが、悔しさもありました。
ともあれ、目標は達成です。
初代xxx女子メンバー揃う
2015年1月、クラブ対抗に出場した、一之瀬さん(立教大学OB)、進藤さん(東洋大学)、室井さん(日本大学)が入会意思を表明。3人とも矢作さん、芦立さんと同じく「たとえ人数が揃わなくても構わない」というスタンスでした。2015年4月、足掛け5年、ここに初代xxx女子メンバーが揃いました。
・矢作 亜弓
・芦立 冴
・一之瀬 麻由
・進藤 葉留香
・室井 佳奈子
まだユニフォームはありませんし、全員が揃って練習をしたこともありません。生活基盤がしっかりしていない人もおり、安定した活動が出来ていない状況です。人数もギリギリで今後も困難は続くと思います。
しかし、強い意志を持つ彼女たちであれば、今後仲間を増やし、共に多くの壁を乗り越えていくハズです。
チャレンジャーであり続けること
「安定した活動」を求めてスタートした女子チーム結成プロジェクト。
まだ、求めていた結果は出せていませんが、彼女たちはxxxのコンセプトを既に体現していると言えます。
そして、そのチャレンジャー精神は男子メンバーのみでなく、ホッケー界全体にも好影響を及ぼしていくことを期待しています。
PROJECT_4 同志を集え |
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